子供の頃、祖父の影響で巨人ファンになった。
まわりはみんな中日ファン。
でも巨人が大好きだった。
緒方、川相、篠塚、原、吉村、岡崎、駒田・・・
斎藤、槇原・・・そして桑田真澄。
あのころの巨人は惹きつけられる選手が多かった。
本気でプロ野球選手になりたいって思った。
でも、いつしか巨人が嫌いになっていった。
お金で多くの大砲を集めた。
ホームラン=楽しい。なんて思わない。
ずっと頑張ってきた選手が出られなくなった。
ずっと応援してきた選手が見られなくなった。
僕は巨人から離れていった。
でも野球は好きだった。
チームは応援せず、選手を応援するようになった。
しばらくして物心ついた時からいた選手が少なくなっていた。
そしてまたひとり・・・桑田真澄。
特別な選手だった。
背番号18の背中はは子供の頃、大きく見えた。
キレのあるボール。
ボールに語りかけるあのしぐさ。
見事なフィールディング。
バントの小フライを突っ込んでいったあのプレー。
投手なのに期待したバッティング。特異なフォーム。
でも自分が成長していくにつれて、
その背中はだんだん小さくなっていった。
そして2006年・・・
9月24日の2軍湘南戦で現役最後になるかもしれない。
最後にしてほしくない。
心からそう思った。
そういえば小学校の時に茶臼山でキャンプした。
その時出会った「イワキマスミ」
今頃、何やってんのかなぁ・・・